大型爆弾も落ちて…「常に死の恐怖」製鉄所地下で65日、乳児の命守り抜いた母

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 「いつも死の恐怖を感じ、潜水艦の中に捕らわれている感覚だった」

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ウクライナ南東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所の地下施設で、避難生活の窮状を訴えるアナ・ザイツェワさん(右)=「アゾフ大隊」が4月19日に公開した映像から
ウクライナ南東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所の地下施設で、避難生活の窮状を訴えるアナ・ザイツェワさん(右)=「アゾフ大隊」が4月19日に公開した映像から

 ロシア軍に包囲されたウクライナ南東部の激戦地、マリウポリ。フランス語教師アナ・ザイツェワさん(24)は2月25日、生後4か月の長男スビャトスラフ君を抱え、アゾフスタリ製鉄所に逃げ込んだ。

 露軍の砲撃におびえて泣く息子を、懐中電灯の明かりであやした。ミルクは、ロウソクで温めた水で作った。シャワーもなく、ナプキンで体を拭いてあげた。

 退避までの65日間、アナさんは小さな命を必死で守り続けた。

 マリウポリのアゾフスタリ製鉄所に逃げ込んだアナさんが、太陽の光が届かない地下空間で過ごした2か月余りを振り返った。武装組織「アゾフ大隊」の一員として戦った夫ケレルさん(22)を案じ、「安全な地に連れ戻すまで戦い続ける」と決意している。

体重は10キロ減

 ロシア軍がウクライナ侵攻を始めた翌日の2月25日、アナさんはケレルさんと、生後4か月のスビャトスラフ君と共に製鉄所へ車で向かった。

 アナさんらが避難することになったのは、地下5階ほどの深さにある大部屋だった。「薄暗く、湿気に満ちて、とにかく寒かった」。女性やお年寄りを中心に75人が身を寄せており、うち17人が子供だった。

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