NYに天安門事件の記念館を、元リーダーらが設立運動…ワシントンで来月特別展

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 【ワシントン=蒔田一彦】中国共産党政権が学生らの民主化要求運動を武力弾圧した1989年6月4日の天安門事件を広く伝えようと、運動に参加した元学生らが米ニューヨークに記念館を設立する活動を始めた。まずは仮設の記念館をオープンさせるために50万ドル(約6400万円)の資金を集めるのが目標で、6月からワシントンで事件に関する特別展を開き、活動をアピールする。

ワシントンで開催する特別展の会場で天安門事件について解説するパネルを確認する王丹氏(3日、蒔田一彦撮影)
ワシントンで開催する特別展の会場で天安門事件について解説するパネルを確認する王丹氏(3日、蒔田一彦撮影)

 発起人である 王丹ワンダン 氏(53)は天安門事件の元学生リーダーで、事件後に逮捕されて服役した。1998年に仮釈放されて米国に移住し、中国の民主化を訴える活動を行ってきた。

 香港では、民主派団体が運営していた展示施設が昨年、当局の圧力を受けて閉鎖した。王氏は運営に関わっていなかったが、「中国共産党は事件を国民に知らせたくない。我々が対抗する手段の一つは事件の記憶を風化させないことだ」との思いを強くしたという。

 今年1月の活動開始から4か月で約30万ドルの寄付が集まった。米国に住む中国系の個人からの寄付が大半だという。王氏は「事件の日付にちなみ89ドル64セント寄付する人が多くいる。記念館に対する人々の思いに感銘を受けている」と話す。

 来年6月4日に仮設の記念館をニューヨークにオープンさせ、さらに資金を集めて常設記念館の開設を目指す。事件に関する資料の収集も進めており、一部を紹介する特別展を6月13日からワシントンで開催する。

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