祖国守るため、ウクライナ市民ら「領土防衛隊」で訓練…日本武術の愛好家の教え子も指導に

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 【キーウ(キエフ)=竹内駿平】ロシアによる軍事侵攻下のウクライナでは、民間人の志願者で構成する「領土防衛隊」も祖国を守る戦いに加わる。侵攻から3か月になろうとする今も、隊員たちは緊張感を持って訓練を積んでいる。

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訓練で、小銃を手に走る領土防衛隊の隊員たち(5月中旬、ウクライナ・キーウ近郊で)=関口寛人撮影
訓練で、小銃を手に走る領土防衛隊の隊員たち(5月中旬、ウクライナ・キーウ近郊で)=関口寛人撮影

 ロシア軍が村への侵入を開始した――。5月中旬、首都キーウ近郊の農村で、迷彩服に身を包んだ20~50歳代の約50人が、こうした想定の訓練に臨んだ。

 ロシア軍に捕らわれた時、家族に危険が迫ることを防ぐため、隊員たちは通名で呼び合う。元運転手の男性(33)は、ここでは「オレグ」だ。侵攻が始まってすぐに家族を避難させ、防衛隊に加わったという。「今は国を守りたいという気持ちだけしかない」。小屋や木陰に身を隠しながら草むらを走り、地面を掘った 塹壕ざんごう に潜った。

 その直後に花火が上がり、肩に付けた無線機から銃声が聞こえた。「空襲だ!」「銃撃だ!」。オレグさんらは叫び、無線機から耳に飛び込む命令に従って約10分間、小銃を構え続けた。この日の気温は14度と肌寒かったが、汗だくの彼の顔は土ぼこりで黒ずんでいた。

 訓練の場には「衛生兵」として活動する女性たちの姿も。心理カウンセラーだという「ローラ」さん(54)は、夫の反対を押し切って防衛隊に参加した。「平和は自分たちの手で勝ち取りたい」と語る。医学生の「ヤナ」さん(23)は「いずれ医療現場に立つときにも、この経験は必ず役に立つ」と話した。

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