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10万人以上が参加
ウクライナの領土防衛隊は、ロシアが一方的に南部クリミアを併合した2014年にできた。今回の侵攻まで、入隊は退役軍人らに限られていたが、今年から一般市民も加われるようになった。地元メディアによると、3月時点で10万人以上が参加しているという。軍の後方支援のほか、パトロールや武器の管理などが主な任務だが、街の防衛戦に加わることも想定されており、訓練が公開される機会は少ない。
訓練で教官を務めるのも、従軍経験者や格闘技の指導者ら民間人の場合が多い。
ビャチスラブ・ジュラブロフさん(48)は日本の武術の愛好家だ。日本との間を行き来して技を磨き、ウクライナ国内に300人の教え子を持つ。このうち15人が各地の部隊で指導役を買って出ている。
「ロシア軍の撤退後、キーウやその周辺の街は落ち着いてきたが、備えは維持しなければならない」。ジュラブロフさんは表情を引き締めた。
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