中国外相「人権問題の政治化に反対」…国連高官のウイグル自治区視察でけん制

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 【広州=川瀬大介】中国の 王毅ワンイー 国務委員兼外相は23日、広東省広州市でミチェル・バチェレ国連人権高等弁務官と会談した。中国外務省によると、王氏は「人権問題の政治化」に反対するとの立場を強調した。少数民族ウイグル族らへの人権侵害が指摘される新疆ウイグル自治区をバチェレ氏が視察するのを前にけん制した。

23日、中国南部の広州で、王毅氏(右から2人目)と会談するバチェレ氏(左)=新華社AP
23日、中国南部の広州で、王毅氏(右から2人目)と会談するバチェレ氏(左)=新華社AP

 王氏は新疆統治を巡る米欧などからの批判を念頭に、「一部の国と反中勢力が虚偽情報を躍起になって流し、中国を攻撃、中傷している」と主張。バチェレ氏に「今回の訪問を通し、事実と真相を語り、デマを消す」よう求めた。

 バチェレ氏は会談で、新疆や香港などの人権状況を提起したとみられる。

 バチェレ氏は28日までの滞在中、新疆ウイグル自治区の西部カシュガルと区都ウルムチを視察する。

 一方、BBCなどは24日、ウイグル族らを強制収容しているとされる施設に関する中国当局の内部資料数万点を入手したと報じた。

 BBCによれば、2018年6月に新疆を訪れた 趙克志ジャオクォージー 公安相が演説し、少なくとも200万人が過激思想に染まっているとしたうえで、 習近平シージンピン 国家主席が200万人収容を目標とする「重要指示」を出したと語っていたという。このほか、収容者が逃走しようとした場合は射殺する方針を示す資料も含まれていた。資料は新疆の警察当局のコンピューターから流出したとしている。

 中国側は強制収容を否定し続けている。中国外務省の 汪文斌ワンウェンビン 副報道局長は24日の定例記者会見で、「反中勢力が新疆をおとしめようとする最新の事例だ。ウソやでたらめでは世界を欺けない」と主張した。

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