ロシア軍、標的の都市を絞って攻勢…ドンバス地方の大規模包囲から戦術転換か

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 【キーウ(キエフ)=上地洋実】ロシア軍は25日、ウクライナ東部ルハンスク州の要衝セベロドネツクへ激しい攻撃を続行した。露軍は全域制圧を目指すドンバス地方(ルハンスク、ドネツク両州)で、標的の都市を絞って攻勢をかける姿勢が目立っている。米政策研究機関「戦争研究所」は24日、露軍がドンバスのウクライナ軍全体を大規模に包囲する戦術から転換したとの分析を明らかにした。

ウクライナによる黒海の「蛇島」奪還、米供与のミサイルが効果…米国防総省高官が分析
24日、ウクライナ東部ルハンスク州で、セベロドネツクの方向に発射された親露派武装集団の榴弾砲(りゅうだんほう)=ロイター
24日、ウクライナ東部ルハンスク州で、セベロドネツクの方向に発射された親露派武装集団の榴弾砲(りゅうだんほう)=ロイター

 戦争研究所は露軍地上部隊がセベロドネツクの南西約20キロ・メートルまで迫っていると指摘した。進軍速度は遅く、包囲後も攻略に時間がかかるとの見通しを示した。

 ルハンスク州知事は25日、SNSで、セベロドネツクに続く砲撃で市民6人が死亡、8人が負傷したと明らかにした。市郊外では地上戦も繰り広げられているという。ドネツク州知事によると、露軍は同州北部でも攻撃を強化し、24日には、約1万人の住民が残るスビトロダルスクを掌握した。

 英国防省は24日、露軍がセベロドネツク以外の要衝リシチャンスク、ルビージュネを包囲するため攻撃を強化しているとの分析を示した。露軍はこれまで、ドンバス地方の西部を管理するウクライナ軍を広範囲に包囲して孤立させる戦術で全域制圧を狙っていた。

 タス通信によると、セルゲイ・ショイグ国防相は24日、軍事作戦の遅れを初めて認め、「作戦の全任務を達成する」として持久戦を辞さない構えを見せた。

 また、南部ザポリージャ州当局によると、露軍は同州にもミサイルを撃ち込み、民家62棟が損壊し、少なくとも1人が死亡した。

ウクライナ侵略、最新ニュースと分析
スクラップは会員限定です

使い方
「国際」の最新記事一覧
3030428 0 国際 2022/05/25 22:24:00 2022/05/26 01:13:33 2022/05/26 01:13:33 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/05/20220525-OYT1I50167-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)