ロシア軍の地雷が残るキーウ近郊、住民帰還進まず…「息子を止められなかった」悔やむ母

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 【キーウ(キエフ)=竹内駿平】ロシアによるウクライナへの軍事侵攻で、首都キーウ近郊の街では、ロシア軍が撤退の際に埋設していった地雷が住民帰還の妨げとなっている。一度は戻ったものの、再び離れる住民もおり、街の再興は容易ではない。

ウクライナ東部セベロドネツク陥落…化学工場に避難の住民らはロシア軍「保護下」か
住宅の多くが破壊された街にたたずむ住民。残された地雷が帰還の妨げとなっている(22日、ウクライナ・キーウ近郊モシュンで)=関口寛人撮影
住宅の多くが破壊された街にたたずむ住民。残された地雷が帰還の妨げとなっている(22日、ウクライナ・キーウ近郊モシュンで)=関口寛人撮影

 除去した地雷を爆破する音が時折響く。キーウの北西約30キロに位置するモシュンは、周辺の街の中でも特に攻撃の激しかった場所だ。侵攻が始まってから3か月となった今月24日、壁だけが残された石造りの家の跡で、リウボフ・トパルさん(59)が涙を拭った。

 トパルさんは、同居していた家具職人の長男オレクサンドルさんを3月上旬に亡くした。当時34歳。一般の市民で構成する領土防衛隊をボランティアで助け、住民の避難誘導や食料の配送を受け持っていた。家の地下室を出た直後に砲撃に遭った。吹き飛ばされ、遺体が見つかったのは20メートルほど離れた森の中だった。

 「出て行くのを止められなかった。息子はいつか軍に入ると言って、使命感に燃えていた」。トパルさんはそう言って息子を悼んだ。

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