爆弾で負傷した少女、ロシアへ強制連行の危機に「いつ来てくれるの」…祖父が1か月後に救出

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ウクライナ西部チェルニウツィで、祖父のオレクサンドルさん(右)に抱きしめられるキラさん(18日)=上地洋実撮影
ウクライナ西部チェルニウツィで、祖父のオレクサンドルさん(右)に抱きしめられるキラさん(18日)=上地洋実撮影

 避難先の西部チェルニウツィで取材に応じたキラさんは「おじいちゃんが迎えに来ると言っていたから信じていた」と、傍らの祖父に笑顔を見せた。

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 それでも、今回の体験がもたらした心の傷はあまりに深いようだ。5月から編入した学校でオンライン授業に参加しているキラさんは「新しい友達は欲しくない」と口にしていた。

 マリウポリ脱出の際の負傷は戦闘のために仕掛けられたトラップによるものとみられる。丘を登って逃げる途中、一緒にいた子供が地面に張られた鉄線に足を引っかけたことで爆発が起き、キラさんの顔や手足に破片が突き刺さったという。

 キラさんは、父が亡くなった時の様子については口を閉ざしている。マリウポリで父の交際相手の女性とその子供と転々とした避難所については「地下室は寒くて、重ね着しても耐えられなかった。遊ぶものもなく、爆撃が静かになるまで、じっと座っていた」と振り返った。ドネツクで離ればなれになったこの女性と子供はロシアに連行され、連絡が取れなくなっている。

 ウクライナ最高会議の人権オンブズマンは21日、ロシア側が強制連行した住民は約138万人に上り、うち約23万人が子供だと主張した。その目的は、住民の再教育や辺境地域での労働力確保とみられている。

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