ロシア軍の侵攻総司令官、ジドコ氏に交代か…人望ないドボルニコフ氏は更迭

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赤の広場(ロシア・モスクワで)
赤の広場(ロシア・モスクワで)

 米政策研究機関「戦争研究所」は26日、ロシアのウクライナ侵攻作戦を統括する総司令官が、ゲンナジー・ジドコ軍政治総局長に交代したとの分析を明らかにした。英国防省も25日、侵攻作戦全体を指揮していた南部軍管区のアレクサンドル・ドボルニコフ司令官の更迭を確認していた。

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 露軍がウクライナ東部ルハンスク州で制圧地域を徐々に拡大する中で指揮官が交代したのが事実であれば、プーチン大統領が戦況になお不満を抱いていることを反映したものとみられる。露軍は2月24日の侵攻開始当初から指揮命令系統が機能していないとの問題点を指摘されており、いまだに課題を解消できていないとも言えそうだ。

 戦争研究所は、セルゲイ・ショイグ国防相が26日、ウクライナの前線を初めて視察した際、ジドコ氏がショイグ氏の隣席で戦況について説明した点などに注目した。露国防省が発表した写真ではジドコ氏の肩書を確認できないように修正していたという。露国防省は総司令官の人事を発表したことがない。

 ジドコ氏は露極東地方を管轄する東部軍管区の司令官を務めた経験があり、ドボルニコフ氏同様、シリアでの軍事作戦を指揮した経験がある。

 ドボルニコフ氏は今年4月、プーチン氏からウクライナ侵攻作戦で初の総司令官に任命されたとされる。だが、国際的な民間調査機関「ベリングキャット」の幹部は今月中旬、ドボルニコフ氏が酒浸りで部下の人望もないことを理由に解任されたとの見方を示した。南部軍管区トップも更迭され、航空宇宙軍のセルゲイ・スロビキン司令官が後任として、侵攻作戦の現場指揮を担っているとの情報もある。

 東部ルハンスク州リシチャンスクの攻略は、中央軍管区のアレクサンドル・ラピン司令官が担当しているとされる。司令官同士が緊密に連携しているかどうかは不透明な面がある。

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