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【キーウ(キエフ)=深沢亮爾】ウクライナメディアによると、ロシア軍のミサイル攻撃で全焼した中部ポルタワ州クレメンチュクのショッピングモールでの死者・行方不明者が、これまでに計60人に達した。露軍は他の地域でもミサイル攻撃を続けている。


クレメンチュクのショッピングモールでは28日も救助隊が捜索活動を続けたが、付近には複数のミサイルが撃ち込まれたとみられ、犠牲者はさらに増える可能性がある。
ポルタワ州と隣接する東部ドニプロペトロウシク州ドニプロにも28日、露軍のミサイル攻撃があった。着弾した自動車修理工場で、複数の人が生き埋めになっているとの情報もある。ウクライナ当局は28日、この攻撃に関し、露軍が艦艇発射型の巡航ミサイル「カリブル」など計6発を発射し、うち4発を迎撃したと発表した。
このほか露軍は、ウクライナ上空の制空権を確保できていないため、1960年代に開発された旧式の空対艦ミサイルも、ロシア領内から発射している模様だ。命中精度が低いミサイルを地上攻撃に転用していることが、民間施設の被害を拡大させる一因になっているとの見方がある。