香港長官、来訪した習氏に「ご安心ください」…市民は「中国化」の将来を悲観

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 【香港=吉岡みゆき】香港政府の新体制を発足させた李家超行政長官は1日、中国の 習近平シージンピン 国家主席との面会で、香港の統制継続という習政権の指示を忠実に履行する意向を示した。今後、反体制運動を取り締まる国家安全維持法(国安法)を補完する国家安全条例の制定作業が加速しそうだ。

 新華社通信によると、李氏は習氏に「習主席、ご安心ください」と述べた。香港基本法が香港政府に制定を求める同条例は、住民の反対によって長年にわたって見送られてきた。中国政府主導で選挙制度が改変された後、立法会(議会)は親中派が議席をほぼ独占する状態となっており、条例制定が提案されれば、可決は確実とみられている。

 習氏は1日の演説で「一国二制度」の根本原則は「国家の主権と安全の維持にある」として、あくまで「一国」が「二制度」に優先するとの立場を強調。その上で「このような良い制度を変える理由はなく、長期にわたって堅持すべきだ」と述べた。形骸化が指摘される制度を現状のまま継続していく意向を示したもので、警察出身の強硬派である李氏が先導していくことになる。

 統制継続の姿勢は、新体制発足のタイミングで早くも鮮明となった。香港紙・明報によると、習氏が列車で香港入りした6月30日、駅周辺で黄色い雨がっぱを持参していたカメラマンが、警官から理由を説明されないまま取り出すよう求められた。民主派を象徴するとされる黄色であることが問題視された可能性がある。

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