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【ワシントン=田島大志、キーウ(キエフ)=深沢亮爾】米国防総省高官は1日、ウクライナ軍が黒海西部のズミイヌイ(蛇)島を露軍から奪還した際、米国が供与した地上配備型対艦ミサイルシステム「ハープーン」で露軍の補給艦を攻撃したことが効果を発揮したとの見方を示した。
また、ウクライナ中部ポルタワ州クレメンチュクで6月27日に起きたショッピングモールへの攻撃に、ロシア軍の対艦ミサイルが使われたとの見方も示した。高官は「露軍がいかに無謀な方法で兵器を使い、重大な巻き添えをもたらしたかを示す例だ」と強調した。

ウクライナでは1日、露軍が全域制圧を目指すルハンスク州の最後の拠点都市リシチャンスクを激しく砲撃した。
同州知事は1日、SNSに「砲撃が止まることなく続いている。住宅やインフラは常に燃え、消火も困難だ」と投稿した。複数のショッピングセンターで火災となり、露軍による略奪も確認されているとした。
南部オデーサ州では集合住宅などに対する1日のミサイル攻撃で、子供を含む21人が死亡した。ウクライナのドミトロ・クレバ外相は1日、ツイッターで「テロ国家であるロシアが民間人との戦争を続けている」として、最新鋭のミサイル防衛システムの早期供与を訴えた。