米、ウクライナに追加軍事支援8・2億ドル…新たな地対空ミサイル2基も

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 【ワシントン=田島大志、キーウ(キエフ)=深沢亮爾】米政府は1日、ロシアの侵略を受けるウクライナに対し、8・2億ドル(約1100億円)の追加軍事支援を発表した。高性能地対空ミサイルシステム(NASAMS)2基も含まれた。

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 米国とノルウェーが共同開発したNASAMSは、主に長距離ミサイルの迎撃や戦闘機の撃墜を目的にしたものだ。ウクライナでは露軍のミサイル攻撃が急増しており、民間の死傷者が多数出ている。ウクライナ東部地域での対空戦を有利にするとともに、首都キーウなどのミサイル防衛能力を高める狙いがある。

 AP通信によると、米ワシントンでホワイトハウスの防衛などにも活用されている。米国防総省高官は1日、「ウクライナの防空システムを旧ソ連型から近代的な技術に移行させることは重要だ」と強調した。

 このほか、東部地域での地上戦に備え、高機動ロケット砲システム(HIMARS)の追加弾薬や155ミリの砲弾最大15万発、対砲兵レーダー4基を提供する。侵略開始後の米国による軍事支援の総額は69億ドル(約9300億円)を超えた。

 米国防総省高官は1日、ウクライナ中部ポルタワ州クレメンチュクで6月27日に起きたショッピングモールへの攻撃に、ロシア軍の対艦ミサイルが使われたとの見方を示した。高官は「露軍がいかに無謀な方法で兵器を使い、重大な巻き添えをもたらしたかを示す例だ」と強調した。

 また高官は、ウクライナ軍が黒海西部のズミイヌイ(蛇)島を露軍から奪還した際、米国が供与した地上配備型対艦ミサイルシステム「ハープーン」で露軍の補給艦を攻撃したことが重要な影響を与えたとの見方も示した。

 ウクライナでは1日、露軍が全域制圧を目指すルハンスク州の最後の拠点都市リシチャンスクを激しく砲撃した。同州知事は1日、SNSに「砲撃が止まることなく続いている。住宅やインフラは常に燃え、消火も困難だ」と投稿。複数のショッピングセンターで火災となり、露軍による略奪も確認されているという。

 南部オデーサ州では集合住宅などに対する1日のミサイル攻撃で、子供を含む21人が死亡。ウクライナのドミトロ・クレバ外相は1日、ツイッターで「テロ国家であるロシアが民間人との戦争を続けている」とし、最新鋭ミサイル防衛システムの早期供与を求めた。

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