読売新聞オンライン

メニュー

異色対決に審判 クリントン氏 オバマ路線を継承…トランプ氏 孤立主義に転換も

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 【ワシントン=大木聖馬】米大統領選は8日、各候補者の立候補表明から1年以上の時間を経て、投開票日を迎えた。女性初の大統領を目指す民主党候補ヒラリー・クリントン氏(69)と、公職経験のないアウトサイダーの共和党候補ドナルド・トランプ氏(70)による異色の対決で、経歴も政策も正反対の両候補に米有権者の審判が下る。

 クリントン氏は大統領夫人や上院議員、国務長官を務め、政治経験が豊富で、「非常に優れた大統領になる潜在力がある」(米紙ワシントン・ポスト)などと評判が高い。一方で、エスタブリッシュメント(既存の支配階層)の代表格として批判も多いのが実情だ。大統領への挑戦は、2008年に民主党指名候補争いで敗れて以来、2回目。今回の選挙で女性進出を阻む「ガラスの天井」を突き破れるか、注目が集まる。

 トランプ氏はホテルやカジノ経営などを手がけてきたビジネスマン。政治経験はなく、テレビ番組のホストとしても人気を博してきた。選挙戦では「反エスタブリッシュメント」を掲げ、白人保守層ら「怒れる有権者」の支持を集めた。

 両氏の政策も対照的だ。移民政策では、クリントン氏がシリア難民の受け入れ拡大など寛容な方針を打ち出したのに対し、トランプ氏はメキシコ国境での壁建設や不法移民の強制送還など排外的な政策を掲げる。トランプ氏は7日のフロリダ州での演説でも「シリア難民(受け入れ)計画を中断する」と主張している。

 安全保障政策でも、日本や欧州などの同盟国との関係強化を重視するクリントン氏と、同盟国に米軍駐留経費の負担増を求めるトランプ氏で違いが際立つ。

 クリントン氏が当選した場合、オバマ政権の方針を継承しつつ、国際的な課題への関与を強め、トランプ氏は孤立主義的な政策を進めていくと見られている。

無断転載・複製を禁じます
1506803 0 アメリカ大統領選挙2020 2016/11/09 05:00:00 2016/11/09 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/09/20200925-OYT1I50045-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)