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米大統領選 女性初VS異端 語録で振り返る

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 【ワシントン=大木聖馬】8日投開票の米大統領選は、女性初の大統領を目指す民主党候補ヒラリー・クリントン氏と、公職経験のないアウトサイダーの共和党候補ドナルド・トランプ氏の対決となっている。両氏のどちらが次期大統領に選ばれても、ワシントン政治に大きな変化がもたらされることになる。

 クリントン氏は弁護士、夫のビル・クリントン元大統領のファーストレディー、上院議員を経て、オバマ政権下では国務長官を務めた。大統領への挑戦は、2008年に続いて2回目。08年は民主党指名候補争いでオバマ大統領に敗れ、米国大統領という女性にとって最も高くて硬い「ガラスの天井」を打ち砕くことができなかった。

 再挑戦となる今回の選挙では、「ガラスの天井」を打ち砕く一歩手前までようやく近づいた。

 クリントン氏は女性の権利、地位向上にも生涯をささげてきたが、選挙戦でも「『なりたいと思えば、大統領にだってなれる』。父が娘にそう言える米国にしよう」と呼びかけ、男女間での賃金格差の解消など女性施策の充実を訴えてきた。クリントン氏が当選すれば、米国の女性の政治参加や社会進出にさらに弾みとなりそうだ。

 一方、トランプ氏はクリントン氏とは対照的に、政界での経験が皆無だ。若い頃から不動産やカジノ経営などを手がけ、巧みな話術でテレビ番組のホストとしても人気を博し、「政治的な正しさ(ポリティカル・コレクトネス)」を意に介さない発言や、テロ対策でイスラム教徒の一時入国禁止を訴えるなどの過激な政策で白人中間層の有権者を取り込んできた。

 トランプ氏が当選すれば、既存のワシントン政治の常識にとらわれない斬新な政権運営を進めるとみられる。だが、自身の言動が引き起こした人種間の対立や米国社会の分断を修復するという重い課題ものしかかりそうだ。

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