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「未来を見据えて」クリントン氏が敗北宣言

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 【ニューヨーク=吉池亮】米大統領選で敗れた民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(69)は9日、ニューヨークで記者会見を開き、敗北を宣言した。女性の社会進出を阻む「ガラスの天井」を打ち破ることができなかったが、クリントン氏は演説の中で「いつの日か誰かが実現するはずだ」と述べ、将来の女性初の大統領の誕生に期待を込めた。

 スピーチでクリントン氏は「私たちが思っていた以上に、この国には深い分断があった」と激しい選挙戦を振り返った。その一方で、「この国を信じるのなら、結果を受け入れて未来を見据えるべきだ」と語り、当選したドナルド・トランプ氏(70)に協力する意思があることを明らかにした。

 記者会見は9日、急きょ用意されたニューヨーク・マンハッタンのホテルで行われた。クリントン氏は会場に夫のビル氏とともに登場。会場には多くの選挙スタッフも姿を見せ、クリントン氏は「皆さんと選挙戦を戦うことができたことは光栄だった」と感謝した。

「ガラスの天井」いつの日か

 民主党のヒラリー・クリントン氏(69)が9日、ニューヨークで行ったスピーチの要旨は次の通り。

 ドナルド・トランプ氏に電話で祝意を伝え、この国のために私も支援したいと呼びかけた。すべての国民にとって、彼がいい大統領となることを祈っている。

 選挙に勝利することができず、大変申し訳ないと思っている。皆ががっかりしていることもよく分かる。それはとても胸の痛むことで、痛みは長く消えることがないかもしれない。

 想像していた以上に、この国には深い分断があったということだろう。しかし、私はこの国のことを信じている。信じるのであれば、この結果を受け入れて未来を見据えるべきだろう。トランプ大統領にチャンスを与えるべきだろう。

 若者たちに呼びかけたい。信じるものを守るために戦い続けてほしい。女性たちに呼びかけたい。「(女性の社会進出を阻む)ガラスの天井」を打ち破ることはできなかったが、いつの日か誰かが実現するはずだ。女の子たちに呼びかけたい。あなたたちは大切な存在で、夢を実現するために様々な機会が与えられている。

 ともに歩み、この国を愛し続ければ、私たちにとっての最良の日は必ずやって来るはずだ。

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1523494 0 アメリカ大統領選挙2020 2016/11/11 05:00:00 2016/11/11 05:00:00

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