読売新聞オンライン

メニュー

トランプ氏のツイッターを分析<4>Rocket Man? 北朝鮮の指導者は偉大?

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

トランプ氏のツイッターを分析

 トランプ氏は、これまで3回の米朝首脳会談を実現した。会談後には、北朝鮮の(キム)正恩(ジョンウン)・朝鮮労働党委員長と個人的な関係を築いたと周囲にはアピールしてきた。しかし、就任当初は弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮に対する強硬派の1人だった。

 北朝鮮は、トランプ氏の就任後も弾道ミサイルの発射を繰り返してきた。トランプ氏はそのたびに北朝鮮を非難していた。2017年7月3日夜には、北朝鮮の弾道ミサイル発射に対し、「彼(金正恩氏)は人生で他にすることはないのか」と投稿した。

 これ以降も正恩氏への挑発は続き、6回目の核実験があった同年9月3日には北朝鮮を「rogue nation」(ならず者国家)と呼んだ。正恩氏を「Rocket Man」と呼んだ回数は計6回、「madman」(常軌を逸した人)としたこともあった。

 2人の言葉の応酬は世界の注目を集め、偶発的な衝突や不測の事態につながる恐れがあった。18年1月2日には、正恩氏が「核のボタン」があると主張したことを踏まえ、「私にも核のボタン(Nuclear Button)があるが、彼のものよりもはるかに大きく、はるかに強力だ」と書き込むなど、核戦争をけしかけるような投稿もあった。

米朝首脳会談を終え、記者会見するトランプ大統領(2018年6月12日)
米朝首脳会談を終え、記者会見するトランプ大統領(2018年6月12日)

 しかし、18年4月20日の北朝鮮の党中央委員会総会の報告で、正恩氏が「我々にはいかなる核実験、中長距離ミサイル、大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射も必要なくなった」と述べたという報道を受けた後、態度を軟化させた。

 18年6月には米朝首脳会談を実現させ、その後「正恩氏の指導のもと、北朝鮮は経済的な発展を遂げるだろう」などと持ち上げている。さらに、19年8月に北朝鮮が短距離ミサイルを発射しても「シンガポールで結んだ協定の違反ではない」と非難はしなかった。

 今年に入り、20日ぶりとなる公の場での正恩氏の活動が伝えられたことについては「彼が戻ってきてくれてうれしい」と投稿した。金氏の健康悪化説がささやかれたが、「彼を見くびるな!」と投稿するまでになった。(読売新聞 丸山公太)

無断転載・複製を禁じます
1584400 0 アメリカ大統領選挙2020 2020/10/28 15:00:00 2020/11/04 09:30:02 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201027-OYT8I50066-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)