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【ワシントン=海谷道隆】米大統領選で敗北を認めていないトランプ大統領を支持する大規模集会とデモ行進が14日、首都ワシントンで行われた。中心部の通りを埋め尽くした数万人の支持者らは、トランプ氏の主張に沿って選挙で「不正」があったと叫び、「トランプ氏の再選」を訴えた。

トランプ氏はゴルフ場に向かう途上に会場近くを車列で通り、車内から手を振って大歓声を浴びた。その後ツイッターで「(参加者は)不正で腐敗した選挙を許さない」と強調した。
ワシントンは、大統領選で民主党のジョー・バイデン前副大統領が9割以上の票を得た民主党の牙城だ。普段はトランプ氏支持者の姿は目立たないが、この日は「選挙を盗むな」といったプラカードやトランプ氏支持の旗がひしめいた。厳格な新型コロナウイルス対策に反発する支持者が多く、大半はマスクを着けていなかった。
ペンシルベニア州の不動産業フランク・スカーボーさん(58)は「不正票を除外すれば選挙結果は覆る。トランプ氏は負けを認めるべきではない」と力を込めた。
ワシントン・ポスト紙などによると、デモの後、周辺でデモ参加者と反トランプ派の乱闘が起き、負傷者が出たという。