ツイッター、トランプ氏のアカウント永久停止「暴力さらに扇動の恐れ」
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【ワシントン=山内竜介】米SNS大手のツイッターは8日午後(日本時間9日午前)、支持者らが連邦議会議事堂を一時占拠した事件を踏まえ、トランプ米大統領のアカウントを永久に停止すると発表した。フェイスブックも無期限で凍結したばかりで、トランプ氏が情報発信手段として多用してきたSNSから締め出される動きが相次いでいる。
ツイッターは「トランプ氏の最近の投稿や周辺状況を綿密に検証した結果、暴力をさらに扇動する危険がある」と説明した。同社は6日にトランプ氏のアカウントを一時凍結した後、7日から再び利用できるようにしていた。
トランプ氏のアカウントは8800万人以上のフォロワーがいたが、過去の投稿も含めて表示されなくなった。トランプ氏はツイッターで、大統領選で不正があったなどと主張する投稿を繰り返していた。8日午前の投稿では、バイデン次期大統領の20日の就任式に出席しない考えを表明していた。
アカウントの停止後、トランプ氏は大統領としての専用アカウントから「ツイッターは言論の自由を禁止している」などと投稿したが、ツイッターはその後、投稿を表示できなくした。