INTERVIEW
それが幸せ
お笑い芸人、MC、バンド活動など多彩な才能を発揮している小籔千豊さん。6月は環境月間ということで、環境問題について日頃から感じていることや、自身が主宰する音楽フェス「コヤブソニック 2025」についてお聞きしました。
娘が小さい頃、家族で沖永良部島に行って、信じられないくらいきれいな海を見たときに、「娘を連れてこられてよかった。この海がずっとこのままであってほしい」という気持ちが湧き上がってきました。「ええもんは、ええままで続いてほしい」と思うんです。環境って大きなテーマみたいに語られがちですが、もっと身近に、孫の世代やそのまた次の世代が「きれいやな」と思える風景を残したい、そういうものかな、と考えています。

新喜劇で一言しかセリフがない日々に悶々としていた頃、「見返したい」という気持ちで始めたのが「コヤブソニック」です。当初からずっと、出演者は全員、自分が尊敬できる人にだけ声をかけています。ギャラが高いわけでも、出演したらステータスが上がるわけでもないのに、「小籔が言うなら出たるわ」と皆が言ってくれる。その気持ちがうれしいし、誇らしくもあるんです。“やさしさの純度”が日本一のフェスやと思います。今年も変わらず“ええ空気”を作っていきたいですね。

イラッとした時は「この人、なんでそんなこと言うんかな」と考えることで“学び”にします。そうすると自分の振る舞いにも気を付けるし、ネタにして笑いが取れたら最高です。悩みやイライラのせいで立ち止まらず、考えて先に進まないと損ですよね。
“幸せ”は求めるとしんどくなるし、なぜ満たされないのか?と悩むようになる。逆に些細なことでも誰かが喜んでくれたとき、「よかったな」となるのが“ほんまの幸せ”やと感じます。欲を手放して感謝を持つだけで、毎日は豊かになると思います。


