INTERVIEW
心に余白を
穏やかでやさしい雰囲気の中に芯の強さを感じさせる有村架純さん。映画『花まんま』の撮影を通して感じた人とのつながりや自然に触れる大切さ、さらに、日々の生活のなかで幸せや心が緩む瞬間などプライベートな一面についても語ってくれました。
『花まんま』は出演者もスタッフも関西出身の方が多く、現場では自然と関西弁が飛び交っていました。会話のテンポも心地よく、あたたかな空気感に包まれていました。
兄妹の絆や人とのつながりを描きながら、ファンタジーの要素もある作品ですが、その世界観を形にできたのはこのチームの空気感があったからこそ。ご覧になった方が、“大切な誰か”を思い出して、あたたかい気持ちになっていただけたらうれしいです。
作中には花の印象的なシーンがありますが、ちょうど桜の季節に撮影が始まり、菜の花も見ることができました。その美しさに気持ちが緩む瞬間が幾度もありました。
普段の生活では自然の中に出かけることは頻繁ではないけれど、ロケの合間に公園を散歩したり、家では観葉植物や季節の花を飾ったり、できるだけ“目にやさしい”風景を身のまわりに取り入れるようにしています。自然と触れると呼吸が深くなるような感覚があり、心にも余白が生まれますね。
作品でご一緒した方から「元気?会わない?」と連絡が来るだけで幸せになります。思い出してもらえたことが、何よりうれしくて。人とのつながりのありがたさを感じます。
最近は作品がひと段落したのを機に、部屋の整理整頓を始めました。物を整理するたびに少しずつ自分の内側も整っていくような感覚があります。暮らしの中で小さなことを丁寧に積み重ねていく。それが今の私にとっていちばん落ち着ける時間かもしれませんね。


