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INTERVIEW

自然と触れ合い
心に余白を
俳優
有村 架純さん

穏やかでやさしい雰囲気の中に芯の強さを感じさせる有村架純さん。映画『花まんま』の撮影を通して感じた人とのつながりや自然に触れる大切さ、さらに、日々の生活のなかで幸せや心が緩む瞬間などプライベートな一面についても語ってくれました。

人とのつながりを現場でも感じました

『花まんま』は出演者もスタッフも関西出身の方が多く、現場では自然と関西弁が飛び交っていました。会話のテンポも心地よく、あたたかな空気感に包まれていました。

兄妹の絆や人とのつながりを描きながら、ファンタジーの要素もある作品ですが、その世界観を形にできたのはこのチームの空気感があったからこそ。ご覧になった方が、“大切な誰か”を思い出して、あたたかい気持ちになっていただけたらうれしいです。

身の回りにも目にやさしい景色を

作中には花の印象的なシーンがありますが、ちょうど桜の季節に撮影が始まり、菜の花も見ることができました。その美しさに気持ちが緩む瞬間が幾度もありました。

普段の生活では自然の中に出かけることは頻繁ではないけれど、ロケの合間に公園を散歩したり、家では観葉植物や季節の花を飾ったり、できるだけ“目にやさしい”風景を身のまわりに取り入れるようにしています。自然と触れると呼吸が深くなるような感覚があり、心にも余白が生まれますね。

何気ない言葉に幸せを感じます

作品でご一緒した方から「元気?会わない?」と連絡が来るだけで幸せになります。思い出してもらえたことが、何よりうれしくて。人とのつながりのありがたさを感じます。

最近は作品がひと段落したのを機に、部屋の整理整頓を始めました。物を整理するたびに少しずつ自分の内側も整っていくような感覚があります。暮らしの中で小さなことを丁寧に積み重ねていく。それが今の私にとっていちばん落ち着ける時間かもしれませんね。

(アリムラ・カスミ)兵庫県出身。2010年にドラマデビューし、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で一躍注目を集める。その後も数々の映画・ドラマに出演。『花束みたいな恋をした』では日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得。デビュー15周年を迎えさらなる飛躍が期待されている。今年9月には『ブラック・ショーマン』の公開を控える。
©2025「花まんま」製作委員会
映画『花まんま』絶賛上映中!

原作は、直木賞を受賞した朱川湊人さんの短編小説集。親代わりとして妹を育ててきた俊樹(鈴木亮平)は、フミ子(有村架純)の結婚が決まり、寂しさもあるが肩の荷が下りるはずだった。しかし、フミ子はまだ兄に話していない、ある“秘密”を抱えていて……。