あなたの毎日にプラスハッピー +Happy

INTERVIEW

毎日を楽しむための
仕組みの作り方
メディカルドクター
河野 ゆかりさん

結婚を機にスイスへ移住し、ジュネーブ大学の大学院で新たな学びをスタートさせた河野ゆかりさん。海外生活で変化した自身の価値観や、オン・オフを切り替える工夫、意志に頼らない習慣の“仕組み化”など、人生をより充実させるためのヒントを伺いました。

環境を変えて見えた新しい景色

結婚を機にスイスで暮らし始め、現在はジュネーブ大学の大学院に通っています。渡航の話になった時はちょうど初期研修医の就活中で、今後のキャリアをどうするか迷いもありました。でも、スイスでグローバルヘルス外交や国際法といった新しい分野を学ぶことで、世界の見方が大きく変わりましたね。大学の授業も日本と比べて能動的であることが求められるので、新しい経験も多く刺激になっています。私生活では、食生活や周りの人との時間感覚の違いに戸惑うこともありましたが、日本に住んでいた頃のこだわりや価値観にとらわれすぎず、前向きに考えて適応するようにしています。

「アリとキリギリス」のバランスで 毎日は豊かになる

スイスではワークライフバランスが徹底されていて、時間外労働はほとんどありません。バカンスの習慣もしっかりしており、年に5週間ほど休むことができます。オンとオフの切り替えが非常に明確なんですよね。私もやるべきことは朝から前倒しで終わらせ、夕方以降は「完全オフ」にするのが基本。宿題をすべて終えたあとの夏休みのような気持ちで、オフの時間を楽しめるようにしています。家族とゆったり過ごしたり、犬の散歩に出かけたり、本を読んだりする時間は何よりも幸せ。「アリ」のように勤勉に積み重ねる時間と、「キリギリス」のように今を楽しむ時間。その両方があってこそ、毎日は豊かになるのだと思います。

“仕組み化”することで 前向きに続けられる

勉強や仕事、趣味でも、継続のカギは「仕組み」だと考えています。漠然とした大きな目標も、中期・短期目標に分解し、1日のスケジュールに組み込んで“仕組み化”してしまえば、目の前の着実にこなせることを積み重ねていくだけで達成に近づいていきます。もちろんイレギュラーを想定して“バッファー”を持たせることも重要。仕組みは初めから完璧である必要はありません。予定が崩れても、できなかった自分を責めるのではなく「スマホに注意が逸れて勉強から脱線した」なら、「じゃあ次からはスマホを家の外の郵便ポストに封印しよう」など、一つ一つの「できなかった要因」を客観的な視点で修正すれば、無理なく継続できます。

私にとって自己管理とは、「キリギリス」の時間を増やすこと。同じように日々の楽しみも大切にしたい人に、私の言葉が少しでも役に立てばいいな、と思っています。

(コウノ・ユカリ)TBS系『東大王』に出演し、“東大医学部の絶景クイーン”として注目を集める。2025年に東京大学医学部医学科を卒業し、医師国家試験に合格。現在はスイス・ジュネーブ大学大学院に在籍し、グローバルヘルスについて学んでいる。さらにJ.S.A.ワインエキスパートの資格も取得するなど、様々な分野で多彩な才能を発揮している。
東大医学部卒・河野ゆかりの
「仕組み化」勉強法
意志力に頼らない学習自走化メソッド
(KADOKAWA)

東大理三合格や医師国家試験合格を経て、現在はジュネーブ大学大学院で学ぶ著者が実践してきた“自動勉強システム”をわかりやすく紹介。AIや暗記アプリの活用法も取り入れながら、忙しい毎日でも続けやすい自己管理のヒントを届ける一冊です。