INTERVIEW
今の自分がちょうどいい
朗らかな笑顔で周囲を包み込むような優しさが印象的な森尾由美さん。仕事には丁寧に向き合いながらも、肩の力を抜くことを覚え、今は一つひとつを楽しむ余裕も生まれたといいます。“グランマ”となった今、新しい家族の時間についてもお聞きしました。
愛犬との散歩と朝のラジオ体操が毎日のルーティーンです。雨の日も雪の日も欠かさず外に出ています。運動は苦手ですが、「この子のために」と思うと頑張れます。子どもが独立してからは、食事は“好きなものをおいしく食べる”が基本。ただ外食が続いたり暴飲暴食をすると、体が正直に反応して蒸し野菜や玄米が食べたくなるんです。最近は味噌や醤油を自分で仕込むようになって、発酵の力にも助けられています。これからは「自分のためのごはん」も、丁寧にしていけたらいいですね。

先日、ドラマの撮影で長期ロケに初めて参加しました。これまで家庭と仕事の切り替えを大切にしてきた分、ひとつの作品に“どっぷり浸る時間“があまりなくて。撮影のインからアップまで現場で過ごして、作品の世界に集中できる喜びを改めて感じました。今は、無理にオンとオフを分けなくてもいいので、ダイニングテーブルに台本を開いたまま、気になったときに読み込む。そんな自由なリズムが心地良く、余裕を持って仕事に取り組めるようになりました。焦らず、深く味わうように向き合えているのがうれしいですね。

孫が生まれて新しい家族のかたちができてきました。私は「グランマ」、夫はなぜか「ミスター」と呼ばれています(笑)。つい甘やかしたくなる気持ちを抑えながら娘夫婦の子育てを見守っています。育児の常識はアップデートされ続けるもの。だからこそ、口を出すより、そっと支えたいですね。家族で食卓を囲んで笑い合う時間は何よりの幸せ。健康に気を使いつつ、変化を楽しんで、幸せな毎日を送りたいです。


