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五感で味わう、淡路島で過ごす豊かな時間農家レストラン「陽・燦燦」
2025.01.23

淡路島の豊かな自然と地元の恵みを堪能できる、環境にやさしい農家レストラン「陽・燦燦(はる・さんさん)」。店の名前が示すように、畑の中で島の陽光と風を感じながら、心地よい食事の時間を過ごせる空間だ。都会の喧騒を一歩離れ、自分にとっての「ちょうどいい」を見つめ直すひと時を提供する、特別なレストランとして注目を集めている。

パソナグループで農業支援を行っている企業「パソナ農援隊」が、淡路島にある約38,000㎡の広大な敷地に、自然と共生する持続可能なライフスタイルを提供するプロジェクト「Awaji Nature Lab & Resort」を2021年にスタートさせた。“農・食・住”をテーマにしたアクティビティがエリア一帯で体感でき、その施設の一つとして「陽・燦燦」もオープン。訪れる人々に五感を通じて自然との共生を学ぶ機会を提供し、持続可能で心豊かな社会の実現に貢献することを目指している。

自然の恵みを生かした野菜が主役の料理が楽しめる

「陽・燦燦」で味わえるのは、自社農園の循環型農業で栽培している採れたて野菜を中心に淡路島の食材を生かした料理。旬の野菜がふんだんに使われたサラダやスープは、野菜が主役となり素材本来のうまみと魅力が引き立つ一皿一皿で、食べる人の心と体を優しく満たしてくれる。肉や魚は淡路島産を使い、地産地消を体現している。

10種類上の野菜を使った淡路島ガルグイユ風サラダ、畑の野菜たっぷりスープと自家製パンなど

光と風が織りなす癒やしの空間

料理だけでなく、レストランの空間にもこだわりがある。茅葺き屋根が目を引く自然に調和した外観のデザインで、店内は再生可能な材料を生かした木や紙の温もりに包まれる。陽光が差し込む大きな窓からは、緑豊かな庭を一望でき、風景がそのままインテリアの一部となる。建物は「プリツカー賞」を受賞した世界的建築家の坂茂氏が設計した。自然と一体となるデザインは、温かみと心地よさが感じられる。

自然と共生するレストランと眼前に広がる農園

ランチタイムには、マリンバやトランペット、トロンボーンなど日替わりで生演奏が行われ、心安らぐ時間が過ごせる。驚くことに、ミュージシャンはパソナグループでの仕事に従事しながら、定期的にリサイタルを開催している「ハイブリッドキャリアの社員」という。先ほどまでの給仕係が、姿を変えて演奏する様子などは特別感があり、喜びもひとしおだ。

東京国際マリンバコンクール第3位など受賞多数の黒田菜々花氏による演奏

体験型アクティビティで農業と食の魅力を伝える

「Awaji Nature Lab & Resort」では、自然の豊かさを五感で感じることができる農業体験や食などのワークショップも実施している。時期や品種に合わせた栽培手順を体験することで、農業を身近に感じることや、食の魅力を学ぶことができる。

2025年夏頃には1棟貸しの農体験付き自然循環型滞在施設を11棟オープンさせる。国内外で活躍する9名の建築家が手掛けた天然素材と最新テクノロジーを融合させた施設で、「農あるくらし」を満喫できる。

これらの施設では、宿泊者が農業体験などを通じて自然と共生するライフスタイルを体感できるウェルビーイング体験とともに、日常にも取り入れていくヒントとなる場所になるという。

コンセプトデザイン・ランドスケープデザインデザイン:合同会社HOC

建築家の芦澤竜一氏、大野宏氏と滋賀県立大学芦澤竜一研究室が、土や草を用いて農的循環における建築というコンセプトのもとにデザイン

五感で味わう体験を通して、日々の在り方にも彩りを

「陽・燦燦」で提供される料理や空間は、淡路島の自然や土地に根ざした暮らしの豊かさを教えてくれ、生産者の想いとつながっている場でもある。五感で楽しむ貴重な体験は、忙しくなりがちな日常の体感時間を一度リセットしてくれる。その振れ幅が、自分の心地よい過ごし方、自分にとっての「ちょうどよさ」を思い出させ、人生を豊かに彩るきっかけづくりとなるだろう。