「自分の幸せに向けて必要な金額を投資」
日本テレビアナウンサー 森圭介さんインタビューvol.3

日本テレビアナウンサーの森圭介さんは、学生時代の友人の影響で、社会人生活のスタートと同時に将来に向けて金融商品の購入を通じた投資を始めたといいます。
森さんに投資について、自身のスタンスや新社会人をはじめ若い世代に伝えたいことをお聞きしました。

―投資について関心を持ったきっかけを教えてください

僕自身、投資について全く興味がなくて何もわかっていなかったんです。
学生時代、20歳のころですね。高校、大学と一緒だった友人がずっと本を読んで勉強しているのを見ていて、「何、読んでるの」って聞いたら、債券や株式など金融や投資に関する本だったんです。その時から、投資という存在を意識するようになりました。
友人は大学卒業後、金融機関で働いているんですけど、僕は彼の行動をずっと近くで見ていたから、就職した時には「僕も投資をしておこうかな。とりあえず、ちょっと買ってみるか」という気持ちになりました。彼との出会いがなければ、こういう展開にはなっていないですね。


―投資を始めてから、意識の変化はありましたか?

日経平均株価については、言葉自体は子どものころから聞いていたけど、実際はよくわからないという段階から、どういう意味を持つものなのかを理解できるようになりました。
債券や株式などへの投資も、最初は「面倒くさそうだな」と思っていました。始めてから5年くらい経つと、ルールを含めて自然とわかるようになりましたね。
資産形成でいうと、ちょっとした行動の違いから生まれる差について考えています。
例えば「物価高で生活に余裕がない」というのは、今日時点の結果です。時間を味方につけて事前に準備をすることが大切です。
ダイエットも1日で3㎏減らすのは難しいけれども、3か月、半年、1年前からいつも食べているお菓子の量を減らすなどすれば、成功する可能性が高まるでしょう。
チョコレートひとかけらを食べていないか、食べているかで結果が変わってくるのです。資産形成について、こんなチョコの話ができたら、いろんな人の人生が変えられるかもしれないという気がしています。


―最近の投資をめぐる話題で気になることはありますか?

「NISA貧乏」という言葉をよく聞きます。NISA(少額投資非課税制度)を使って少しでも資産をふやそうと、手元にある資金の多くを投資に回して生活を切り詰める事態になっていることです。
背景には、老後の生活への漠然とした不安もあって難しい問題です。
しかし若い世代の方々には、その時期にしかできないことや行けない場所、その時期だからこそ心が動く本や映画などとの出会いがあります。
今の自分に必要な金額を知って、投資に回す金額とのバランスをとれるようにすることが大事だと思います。


―お金のこと、投資や資産運用、資産形成について、新社会人の方々をはじめ若い世代に伝えたいことを聞かせてください

「君たち若者が一番、財産を持っているんだよ」ということを伝えたいですね。
今、お金がなくても君たちには時間があります。投資や資産運用、資産形成では、時間を味方につけることができます。
時間が大きな財産であることをもっとみんなで共有したいです。会社の後輩にも、「毎月少額でいいから、投資をした方がいいよ」と話しています。
僕たちが生きるためには、ツールとしてお金が必要なわけです。
「お金はツール」という意識で、このツールを使って「どんな幸せを手に入れるか」を考えています。
自分の幸せに向けて、年齢に応じて必要な投資額などを逆算して決めていくのがいいんじゃないかなと思います。
僕の話でいうと、昼間からビールを飲んで大好きなギターを弾けるおじいちゃんになれたらいいなと準備を進めています。



森 圭介(もり けいすけ)・アナウンサー

1978年11月生まれ。2001年日本テレビ入社。「news every.」メインキャスター、「追跡取材 news LOG」メインキャスター。これまで箱根駅伝や情報番組(「ズームイン!!SUPER」「スッキリ」「ZIP!」)などを主に担当した。宅地建物取引士、FP2級取得。

記事一覧に戻る

ヨミマネとは?

「ヨミマネ」は、読売新聞が分かりやすくお金の情報を発信するサイトです。

新生活、結婚、子育て、人生100年。
人生のさまざまな節目には、いつもお金の悩みがつきものです。それぞれのライフステージに寄り添いながら、必要なお金の知識について分かりやすくお届けします。