「子どもたちに伝えたい お金との付き合い方」
日本テレビアナウンサー 森圭介さん vol.4

日本テレビアナウンサーの森圭介さんは、小学生2人の父で、子育て世代の真っ只中にいます。森さんに「お金」について、家庭での教育方針や子どもたちの世代に知ってほしいことを聞きました。

―ご家庭では、お金についてどんな話をされていますか?

子どもたちには、お金について根本的な話をしています。「お金って何だ」と。モノを買う際には、「なぜ買いたいのか」を必ず聞くようにしています。面倒くさいお父さんをしていますね。
自分が思っている「欲しいっていうもの」を1回、考え直してもらいます。「自分が本当に欲しいと思っているのか」「友達がいいなって言っているから欲しいのか」と。
こうしたやりとりを通じて子どもたちも、「すごく使いたいから欲しい」、「キラキラしているから欲しい」、「これはいらない」といった言葉で伝えるようになりました。
「夏祭りに行くからお金ちょうだい」と言われた時は、「いくら必要なの?なんでその金額なの」と聞きました。そうすると、子どもたちは、綿アメ、ラムネなど現地で買う予定のものについて話します。僕はその内容から概算して、その額より少し多めに渡しました。



―お金について、ご家庭での教育で意識されていることはありますか?

僕が何にお金を使っているのかという話を子どもたちにしています。僕は本を読むのが好きなので、本に関しては、何冊でも気にしないで買うといったお金の使い方をしています。一方で僕は自分にとって価値を感じないものには、お金をまったくかけていないということも伝えています。これも、親から子どもたちへのお金の話だと思うんです。
僕が子どものころ、両親は家でお金の話をまったくしませんでした。僕は子どもたちには、「お金ってそうだよね」という感覚を身に付けてほしいと考えてお金の話もしています。「お金を持てば持つだけいい」っていうわけでもないと考えています。自分の生活のサイズや自分の心と対峙すると、意外と「別にいいんじゃない」って満足できるようになるといいなと思っていますね。

―子どもたちの世代との付き合い方として知ってほしいことを聞かせてください

「お金に振り回されずに、お金と仲良くなってほしい」ということですね。友達をつくる時も、相手を何にも知らない状態よりも、ちゃんと知っていくと仲良くなれると思います。
お金も同じです。自分で勉強して仲良くなることが重要です。
ただ注意しなければならないのは、お金は歴史を振り返ってみても、人類を振り回してくる時がありますよね。だから「お金は振り回してくる存在なんだ」とわかったうえで、仲良くなる、仲良くできるといいんじゃないかなと。


―最後に、ご自身がこれから勉強したいテーマを教えてください

FP資格取得に向けた勉強はとても面白かったです。年金、税金、不動産などお金と暮らしにかかわる分野についてダイジェストのような形で学ぶことができ、いろいろなことを知るきっかけになりました。その中で興味を持った分野をどんどん深掘りしていきたいですね。
今、勉強したいテーマは年金です。僕自身もまだ年金についてよくわかっていないところがあって、制度を含めて知っていることで、身近なお金の面でもさまざまな良い選択ができるようになると思っています。高齢化社会で国内には65歳以上の方が約3600万人いらっしゃいますけど、もっと増えるわけです。人口の半分が年金を受給する時代になると、国民の半分に直接、関わる話ができるようになりますよね。そういう意味でいうと、自分が発する言葉にも説得力が増すのではないかという気がしています。
せっかくアナウンサーの仕事をしているので、いろいろな形でお役に立てることを増やしていければいいなと思っています。


森 圭介(もり けいすけ)・アナウンサー

1978年11月生まれ。2001年日本テレビ入社。「news every.」メインキャスター、「追跡取材 news LOG」メインキャスター。これまで箱根駅伝や情報番組(「ズームイン!!SUPER」「スッキリ」「ZIP!」)などを主に担当した。宅地建物取引士、FP2級取得。

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