巧みな技術と緻密な戦略がぶつかり合うパリ五輪・自転車トラック競技【PR】
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2024年8月5日深夜~11日、パリオリンピックで自転車トラック競技が行われる。自転車トラック競技とは、どのようなスポーツなのか。競技の内容や、メダル獲得が期待される選手を紹介する。
パリ五輪では6種目の自転車競技を実施

自転車トラック競技は、すり鉢状になった楕円形のトラックを周回し、個人またはチームで競うスポーツで、1912年のストックホルム大会を除いて、第1回のアテネ大会からすべてのオリンピック大会で実施されている。
1周250mの板張り、最大傾斜45度のトラックはヴェロドロームと呼ばれる。使用されるカーボン製の専用自転車「ピストバイク」は、ブレーキや変速機がないうえ、ペダルを回し続けなくても惰性で前進するフリーホイールは禁止されているなど、通常の自転車と異なる点が多く、選手は固定ギアでペダルを踏み続けて走行することになる。空気抵抗を減らすべく、自転車には最新技術を駆使した工夫が施されていて、最高時速は70kmを超えるという。
ルールが異なる様々な種目があるが、パリオリンピックでは男女ともに6種目が行われる。(各種目の説明は、記事の最後に紹介する。)
競輪界でも活躍する、注目の五輪選手たち➀
1996年のアトランタ五輪から競輪選手の五輪出場が認められ、これまで多くの選手が世界の舞台で戦ってきた。パリ五輪では、競輪界と自転車競技界の両方で活躍する太田

太田選手は幼少の頃から多くのスポーツを経験し、2017年には全国高校総体でボート競技の男子ダブルスカルで優勝。その後、競輪選手に転身し、2022年のデビューから3場所連続で完全優勝を達成。今年3月に開かれた国際大会「ネイションズカップ」香港大会では、ケイリンとスプリントで金メダルを獲得した。初出場となるパリ五輪では、ケイリン、スプリント、チームスプリントの3種目に出場する。
大会前に太田選手に取材した記事は下記から
【 日大ボート部で挫折、サイクルショップでのバイトきっかけに競輪へ…競技歴4年でパリ「金」候補 】
競輪界でも活躍する、注目の五輪選手たち⓶
一方、女子選手で注目されているのが、同じく五輪初出場となる佐藤

高校在学中に自転車競技を始め、卒業後に日本競輪選手養成所に入所。2018年のガールズケイリン・デビュー戦で優勝し、通算勝率は70%を超える。さらに、2021年の世界選手権女子ケイリンでは、短距離種目で日本人女性初のメダルを獲得。今年の「ネイションズカップ」オーストラリア大会では、ケイリンで金メダル、スプリントで銀メダルを獲得した。パリ五輪では、スプリントとケイリンの2種目に出場する。
日本からはこの2人を含む13人(男子7人、女子6人)の代表選手が、世界最高峰の舞台に挑む。スピード感あふれる劇的なレースを見せてくれることだろう。
さらに詳しい情報は、自転車競技日本代表応援サイト『 MAKE it HAPPEN2024 』へ。
■ケイリン
日本発祥の競輪から生まれた種目で、2000年のシドニーオリンピックから正式種目に。競輪が2人以上でチームを組み、1列で走行するチーム戦であるのに対し、ケイリンは個人戦。最大7人の選手がトラックを6周し、1番でフィニッシュラインを通過した選手が勝利する。風圧によるハンディを解消するため、3周まではペースメーカーが風よけとなって選手を先導するが、その背後で、選手たちはベストポジションを巡る心理戦を展開。ペースメーカーの退避後は、残り3周の激しい勝負に突入する。
■スプリント
2人の選手が1対1でトラックを3周し、先着を競う。最後の200m線までは、逆走、20cm以上のバック、極端な進路妨害を除いて、どんな走り方も許されるため、相手にプレッシャーを与えるべく、トラック斜面の上方に上ったり、自転車に乗ったまま停止したりと、さまざまな駆け引きが繰り広げられるのも見どころの一つだ。
■チームスプリント
1チーム3人でトラックを3周するが、1周ごとに先頭で風よけとなっていた選手が離脱。最後の選手がフィニッシュラインに達したタイムで勝敗が決まる。第1走者はスタートダッシュをかけ、第2走者が最高速度まで引き上げ、第3走者がスピードを維持するなど、1周ごとに主役が代わるチームプレーが楽しめる。
■マディソン
東京オリンピックから採用された種目。2人1組で交代しながら、男子は200周50km、女子は120周30kmを走行し、合計獲得ポイントを競う。10周ごとに、ライン通過1~4位に5点、3点、2点、1点が付与され、ゴールの着順ではポイントが2倍に。また、レース中、メイン集団に1周差をつけると20点獲得できる。走者交代時、選手同士が手をつなぎ、チームメイトを投げ飛ばすように勢いをつけてスピードを上げる場面が特徴だ。
■チームパシュート
4人1組の2チームが対面でスタートし、4kmを走行。空気抵抗から仲間を守り合うため、選手は一列に並んで先頭を交代しながら走り、相手を追い抜くか、前から3人目の選手の前輪がフィニッシュラインを超えたタイムで勝者が決まる。選手同士のタイヤ間の距離は、わずか10cmで、一糸乱れぬ隊列で仲間を守るチームワークがポイントだ。
■オムニアム
スクラッチ、テンポレース、エリミネーション、ポイントレースという4種目を1日で行い、総合点を競う複合競技。選手には多面的な能力と戦略が求められ、暫定順位が刻一刻と入れ替わる戦いから、目が離せない。





























