ワクワク感を原動力に
若者の声を社会に響かせたい。
法学部政治学科2年 水野翔太(みずのしょうた) さん

「活動の原動力はワクワク感。多くの人に気づきやきっかけを与えられたら」という水野さん。東京と名古屋を行き来しながら、熱い想いを発信し続けています。
「東京に行っていなかったら、名古屋わかもの会議はなかった」という水野さん。名古屋には、学生たちの声から始まり今や200万人規模となった「にっぽんど真ん中祭り」がある。「地元を知り、好きになって欲しい。名古屋わかもの会議も徐々に規模を大きくするのが目標です」
第1回、第2回ともに熱い意見が飛び交った「名古屋わかもの会議」。今後も春・夏の年2回、開催していく予定だそうです。(写真は第1回会議の参加メンバー。前列中央が水野さん)
2013年夏、「愛知・名古屋をわかものから盛り上げる」をコンセプトにした「名古屋わかもの会議」を立ち上げた水野さん。10代や20代の若者が、自分たちの街や将来を真剣に語り合う----今までにありそうでなかったイベントに取り組んでいます。
「若者は政治に関心がないとよく言われます。確かに選挙の投票率は低いし、政治について熱く語るのはカッコ悪い、みたいな風潮もある。でも真剣に将来のことを考え、話し合いたいという人もたくさんいます。名古屋わかもの会議を取り組んできて、そのことを痛感しました」
名古屋生まれの名古屋育ち。スポーツ三昧だった水野さんが社会活動に目覚めたのは、高校時代に参加したCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)がきっかけだったといいます。地元新聞に載っていたボランティア募集の小さな記事。「地元で世界会議が開かれるなら、参加してみよう」という軽い気持ちで関わった会議で、声を出すことの意義や社会への影響力を実感。社会活動に取り組む一方、地方自治や行政・政治を学びたいと法政大学に進学しました。
離れたからこそ地元の良さに気づく
大学では、地方自治や地域活性化について学んでいます。「どんな活動をするにしろ、その背景には基盤となるしっかりとした知識が必要だと思います。歴史・伝統ある法政の法学部での学びは、今まで気づかなかったことや異なる視点に気づかせてくれる。日々刺激を受けていますね」
大学で得た刺激を、地元に還元したいという思いが、「名古屋わかもの会議」につながります。SNSなどで企画等の意見を交わし、集まった実行委員(コアメンバー)は約20人。今年3月に第1回、8月に第2回の会議を開催、それぞれ100人前後の若者が、活発に意見を出し合いました。第2回の会議では防災をテーマに議論を深め、グループごとにマニフェストを発表。名古屋副市長らによる審査・表彰も行われました。会議の模様は地元の新聞などにも取り上げられ、大村秀章愛知県知事や河村たかし名古屋市長も挨拶にくるなど、少しずつ社会的認知度もアップ。水野さんもラジオ出演や「ESD(持続可能な開発のための教育)の10年(※)」報告会に参加するなど、積極的に情報発信を行っています。
「今しかできないこと、今やれることに全力で取り組む。原点にあるのはワクワク感です。名古屋を東京や大阪と同じにしたいわけではないんです。ただ、名古屋わかもの会議を通して、人と人とがつながったり、何かに気づくきっかけの場になれればいいですね。これからも回を重ね、若者の声を社会に届けていきたい。高齢者ばかりに目を向けるのではなく、声を上げていくことで『若者もちゃんと地域のことを考えているんだ』と認識してもらえるようになればと思っています」
(※)『ESD:Education for Sustainable Developmentの10年』=2002年に日本政府とNGOが提案し、国連総会で採択。「持続可能な開発のための教育」と訳され、環境保護や防災などのテーマに沿って地方自治体・民間団体などがさまざまな取り組みを行ってきた。10年目となる今年11月には、名古屋・岡山で世界会議が開始される。
- 法学部政治学科2年 水野翔太(みずのしょうた)
大学では廣瀬克哉ゼミ(行政学・公共政策学)に所属し、地方行政、地域の活性化などについて学んでいる水野さん。「学んだことを活動に活かし、活動の中で気づいたことを学びで深めていく。学びと活動、両方とも大切にしていきたいですね」
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