振動や動力伝達の仕組みを解析。
身近な機械の性能向上に貢献する
理工学部機械工学科 デジタルエンジニアリングコース
伝達機構・機械振動研究室(相原建人専任講師研究室)
前列左から、野田昂暉さん(ゼミ長・大学院理工学研究科機械工学専攻修士課程2年)、相原建人専任講師、神尾ちひろさん(大学院理工学研究科機械工学専攻修士課程1年)、後列左から保住一彰さん、渡邊啓太さん、市川大輔さん
※後列3人は全員、理工学部機械工学科機械工学専修コース 4年
相原建人専任講師が指導する「伝達機構・機械振動研究室」(以下、相原研究室)には、理工学部の5人と大学院理工学研究科修士課程の2人が在籍(6月現在)。「機械の振動」や「動力の伝達」をテーマに研究を進めています。
相原研究室は、個別に研究を進める自律スタイル。週に1度のミーティングで現状報告をし、互いに意見を交換しています。「自由に任せてもらえるので、責任とやりがいを感じます」と言うのは、ベビーカーの振動軽減について研究している神尾さん。その成果は、今年3月に日本機械学会中国四国支部が主催した第46回学生員卒業研究発表講演会で優 秀発表賞を受賞。今は、大学院修士課程で研究を深化させています。
研究室への配属が学部3年次の秋学期ということもあり、相原研究室での本格的な研究活動は4年次から。卒業論文での成果発表を目指して、自身の研究テーマに取り組みます。
夏に開催する合宿は、富士登山が恒例。学外研究というよりはメンバー同士の親睦を深めるのが狙い
「まだ手探りで分からないことだらけですが、アットホームな感じのあるゼミなので助かっています。困っていると先生が大まかなヒントを出してくれるので心強いですね」と笑顔を見せるのは、自動車に使われる、「ねじり振動ダンパー機構※1」の研究に取り組んでいる渡邊さん。
本学の専任講師に着任する前は、自動車メーカーで技術者をしていた相原講師。現場を知っている強みを生かして学生の指導に取り組んでいます。「自発的に取り組んでほしいので、細かいことまで説明しないように心掛けています」と見守ります。
昨年10月小金井キャンパスを見学に訪れた大連理工大学軟件学院の学生に、研究内容を発表
先輩の研究を引き継ぎ、自動車の動力分配にも使われる「遊星歯車※2」の研究に取り組んでいる保住さんも「文献を探すときも先生が手助けしてくれたり、親しみを持って接したりしてくれるので質問しやすく、安心して取り組めます」と語ります。
振動をエネルギーに変え、発電する研究に取り組む市川さんは、「実用レベルまで小型化に成功すれば、例えばスマートフォンは持ち歩くだけの振動で充電できるようになります。成果を残したいですね」と、研究の意義を感じて意欲を燃やしています。
シンバル音響解析実験の様子。壁からの反響音を排除するため、実験は研究室内にある無響室で実施する
「『理論』『解析』『実験』という、エンジニアにとって大切な三つの研究方法全てを存分にさせてもらえることが、相原研究室の魅力です」と語るのは、ゼミ長の野田さん。大学院修士課程進学に当たって研究室を探していた際も、この方針が決め手になったそうです。「技術者としてのスキルを学びたい」と自分の成長に期待しています。
※1 エンジンのピストンが上下することによって発生する軸のねじり振動を低減させるための装置。
※2 複数の小さな歯車が自転しつつ、大きな歯車の周囲を公転しながら動く仕組み。太陽の周りを回転する惑星の動きに見立てられている。
- 理工学部機械工学科 デジタルエンジニアリングコース
伝達機構・機械振動研究室(相原建人専任講師研究室) 相原建人専任講師
野田昂暉さん(ゼミ長・大学院理工学研究科機械工学専攻修士課程2年)
神尾ちひろさん(大学院理工学研究科機械工学専攻修士課程1年)
保住一彰さん(理工学部機械工学科機械工学専修コース 4年)
渡邊啓太さん(理工学部機械工学科機械工学専修コース 4年)
市川大輔さん(理工学部機械工学科機械工学専修コース 4年)
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